2018年05月12日 掲載

眼鏡を必要としなくなる目薬とはどういうものか

出典:イラストAC
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近視の増加に伴い、眼鏡やコンタクトレンズで視力を矯正している人も年々増加しています。一度近視になったら眼鏡やコンタクトレンズが一生手放せないと考える人は多いのではないでしょうか。

もし眼鏡やコンタクトレンズがなくても視力矯正ができたら夢のようだと思いませんか?現在のところ、それらを用いらない視力矯正手段としてレーザー治療や目にレンンズを埋め込む方法(ICL)がありますが、どちらも手術による治療です。しかし、今年、手術を行わずに眼鏡が不要になる目薬を開発したという論文が発表されました。それは一体どんな目薬なのでしょうか。

開発されたのはナノ粒子を含んだ「Nanodrops」と言う目薬です。Nanodrops中のナノ粒子はカメラではレンズに相当する角膜と呼ばれる部位に作用します。角膜は凸レンズとして機能しており、眼に入った光を屈折させます。ナノ粒子はこの角膜の屈折率を調節することにより、眼の中に入る光の軌道を変えることで視力を調整するのです。

現在はまだ研究段階であり、動物でのみ実験が行われています。豚を用いた研究では視力が改善されたと報告されており、今後人への応用が期待されています。

化学の力を利用して生活をより良いものにすることに興味のある方は応用化学の分野に進学することをお勧めします。

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