2018年05月12日 掲載

なぜ南京虫は殺虫剤が効かないのか


http://www.killbedbugs.com/blog/
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一昨年話題となった南京虫。正式にはトコジラミと呼ばれ、体長わずか5~8mm程度の小さな虫ですが、実は人間の血液を吸血する害虫です。害虫の駆除に殺虫剤を使うことは多いですが、近年、殺虫剤が効かない南京虫(スーパー南京虫)による被害の増加が問題となっています。昔には効果があったはずの殺虫剤がなぜ効かなくなったのでしょうか。

生物は環境が変化すると、その中で生き残ることができるように生物も変化していきます。殺虫剤が登場した後、殺虫剤を使われても生きられるように南京虫が徐々に殺虫剤に対する耐性を身につけた結果、スーパー南京虫が誕生しました。初めはごくわずかであったその数も、様々な地域で南京虫が現れるたびに繰り返し殺虫剤を使用した結果、スーパー南京虫の数が増加し続け、今では大半がスーパー南京虫という現状が生まれたのです。

欧米では日本よりも早い時期からスーパー南京虫が現れていたことから、日本には海外からの荷物や旅行者によってもちこまれたと考えられています。2020年には東京オリンピックが開催され、海外から多くの人が日本に訪れます。スーパー南京虫も一緒に日本にやってくると、オリンピックに影響するかもしれません。
現在、南京虫対策として南京虫の習性を利用した駆除システムなど、殺虫剤を使用せずに駆除するための方法が研究されています。

このように、生き物の生態を利用してより良い環境生み出すための研究をすることに興味のある方は生物学への進学をお勧めします。

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