2018年05月12日 掲載

なぜ抗がん剤を用いてもがんを根本治療できないのか

出典:イラストAC
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「がん」(悪性新生物)は日本人の死因第一位であり、人類がもっとく危惧している病気といっても過言ではありません。医療技術は日々進歩しているにもかかわらず、毎年70万人が「がん」にかかり、35万人が「がん」で亡くなっています。では、日々新薬や新たな治療法が開発されているのに、なぜがんを根本的に治療することができないのでしょうか?

細胞は目では確認できないくらい小さく、ミクロの世界で生きているものです。手術によってがん細胞を切除したと思っても実際には他の部位まで蔓延していて、取り除けなかった部分で再びがん細胞が増殖したりする「再発」が起こります。抗がん剤や放射線治療を用いて、局所的に攻撃することによりがん細胞を縮小させても、別の場所で同じ性質を持ったがんが再び大きくなることがあります。実はがん細胞は人間体内にあるリンパ管や血管を介して、他の部位に「転移」することができます。もともと末梢にあったがんが気づかないうちに転移を起こし、心臓や肺、肝臓などの重要器官に住み着くなんていうことは決して珍しくありません。

近年では、血液一滴からがんにかかっているか否かがわかる「バイオマーカー」の開発が進んでおり、実用化に近づいています。人類ががんを克服する時代はもはやすぐ目の前に来ているかもしれません。

抗がん剤を開発するのは薬学の専門です。関心があればて調べてみましょう。

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