2017年12月16日 掲載

なぜ、日本の食料自給率は低いのか


農林水産省の発表によると、平成27年度の日本の食料自給率は39%でした。農業大国と言われる日本にしては低い数字に思えます。なぜ、日本の食料自給率はこれほど低いのでしょうか。

食料自給率とは、国内で消費された食料のうち、国内で生産されたものの割合のこと。昭和35年度の79%をピークに徐々に低下し、高齢化や耕作放棄地の拡大により、近年では30%台まで落ち込んでいます。

一方で、食料自給率の試算方法に問題があるという指摘もあります。農林水産省が発表している食料自給率は「カロリーベース」という試算方法に基いており、多くの国が採用している「生産額ベース」ではありません。「カロリーベース」で計算する場合、牛肉や豚肉などは、それを育てるためのエサの自給率も考慮されます。その結果、国内で育てている家畜もほとんどが輸入品という扱いになってしまうのです。

ちなみに、多くの国が用いている「生産額ベース」の試算方法を用いれば、日本の食料自給率は70%前後になります。それでも政府が「カロリーベース」の低い食料自給率を発表する理由についてある専門家は、「自給率向上の必要性を訴えることで、農水省は生産力向上に向けた関連予算や補助金を確保したいのだろう」と述べています。

このように、農業に関わる政策を研究しその発展に貢献したい方は、政治学・法学という学問への進学をおすすめします。

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食料自給率を高くする必要があるのですか。適材適所でいいと思います。

  • 2018年04月26日 13:51:30

学校の教科書ではカロリーベースの食料自給率の方を掲載していますが、世界では生産額ベースが使われているのであれば、グローバル化が進んでいる現在、生産額ベースの自給率を掲載すべきだと思います。なぜそうなっているのですか?

  • 2018年04月26日 13:56:55