2017年02月10日 掲載

なぜ、出されたものを全部食べると嫌われるのか

出典 gunosy.com
出典 gunosy.com

「食事は残さず食べましょう。」皆さん学校や家でこのように教えられてきたと思います。 日本では出された料理は残さず食べる事が作法とされてきました。これは食物を貴重とする日本の価値観によるものとされており、13世紀に「赴粥飯法」という禅宗寺院における食事作法を著した道元はその理由を「食材は多くの人々の労力のこもった物であるから粗末にしてはならない」と述べています。したがって、日本では通常、出された食べ物を残すことは失礼であるとされています。

しかし、アジア・中東諸国のうちには、中国をはじめ、歓待の席で出された料理を全て食べきることは「食べ足りない」という意思表示として、暗に「もてなしが粗末だ」と批判する意図があるとも受け止められマナー違反とみなされる文化も存在します。日本とは逆に出された食事をきれいに食べてしまうことが失礼とされてしまうのです。またヨーロッパの一部では、宗教上の慣習として、お皿に一口くらいの料理をわざと残すことがあります。

これは収穫に感謝し、神様や天使に一口残して差し上げるという意味があるそうです。このように、食事の作法は国によって様々に異なっています。これはその国が独自に築き上げてきた文化に基づくものです。こうしたある国独自の文化の研究や国同士の文化の比較を行う学問は、社会学や文化学といった学問領域です。

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他国の人から食事に誘われたら、その国のマナーを勉強しておく必要がありそう。

  • 2017年10月12日 18:38:37

たしかに。中国にいる中国人家庭に呼ばれた場合のマナーと、日本にいる中国人家庭呼ばれた場合のマナーは違うと思いますか。

2017年11月16日 22:54:04