2017年02月10日 掲載

なぜ、政治家はポピュリストではいけないのか。

出典 ロイター/Carlos Barria
出典 ロイター/Carlos Barria

2016年のアメリカ大統領で勝利した現米大統領のドナルド・トランプ氏は、差別的な問題発言も多いことでも有名です。トランプ氏の人気は、政治家へのアメリカ人の落胆の現れと言われています。市民の意見が反映されない既存の民主政治に対する疑念と不満により、政治とは無縁のビジネスマンであるトランプ氏に人気が集まったのです。

アメリカでは現在、移民・難民問題や格差問題、失業率とたくさんの問題を抱えています。トランプ氏の過激な発言は、批判を浴びつつも、多くの人々に「この人なら世の中を変えてくれるかも」という期待を持たせることに成功しました。このような、市民の不安や恐怖をあおり、感情的に動かしていく戦略を「ポピュリズム」と呼びます。

一方、そこに理性的な判断があったのか、一時の感情でトランプ氏を祭り上げてしまったと危険視している有識者も、少なからずおり議論になっています。政治の経験のないトランプ氏が、アメリカという巨大な国をどう動かしていくのか、今後も注目されます。

もちろんこれは、政治家の失態が目立つ日本においても決して他人事ではありません。日本でも、政治について今一度考えてみる必要があります。このように政治を学び、研究するのが政治学という学問です。