2017年02月10日 掲載

なぜ、国の借金が1000兆円を超えているのに日本は破産しないのか

出典 ロイター/アフロ
出典 ロイター/アフロ

皆さんは国債という言葉を聞いたことがありますか?国債は政府が負っている借金のことです。国の税収に対し支出が大きく予算が足りない時に政府は国債を発行し、借金することで国の支出に充てています。借金総額は現在1000兆円を超えており、国民1人あたりで計算すると800万円以上に上ります。政府は国民からこれほど大きな借金をしていることになるのです。2010年、ギリシャでは財政状況の悪化により借金の返済が不可能となる債務不履行(デフォルト)の不安からギリシャ国債が暴落しました。財政破綻は回避しましたが経済状況は依然として悪いままです。 では、1000兆円もの借金をして日本政府は破産してしまわないのでしょうか?

確かに日本政府は1000兆円を超える借金がありますが、一方で約500兆円の金融資産を保有しています。さらに、少なくとも毎年30兆円の税収(国税)があり、日本政府の徴税力は非常に高いとされています。高い徴税力から海外の日本国債への信用力も高く、また、日本国債のほとんどは自国の通貨である円で発行されていることから、ドルやユーロに交換する必要がなく、国内でやりくりすることが容易です。これらから、日本の財政状況は単純に悪化の一途をたどっているとは言えないようです。

このような財政問題を扱う学問は経済学の領域です。特に国家のような経済主体の財政についての研究分野はマクロ経済学と呼ばれています。

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まだよくわかりません。会社が倒産すればなくなるのに、何でギリシャという国はなくならないのですか。

  • 2017年10月12日 20:06:37