2017年02月06日 掲載

なぜ、いじめはなくならないのか


日本のいじめ問題は深刻です。調査によると、いじめられた経験をもつ小学六年生は62%、中学二年生では44%です。すぐにでも解決しなければならないいじめ問題が、なぜ大人の手をもってしても、なくならないのでしょうか。

第一に、子どもたちが社会から受けるストレスが大きくなっていることが挙げられます。今もまだ、学歴社会が続いていて、小学生でさえ、中学受験に必死です。兄弟がいる子どもも少なくなり、核家族化や、共働きの親に育てられる子どもも多いです。ストレスを話せる家族がいない中、弱い者を見つけては叩き、ストレスのはけ口にしてしまうのかもしれません。

第二に、社会がいじめを許していることが挙げられます。調査では、「いじめられている側も悪い」と「強くそう思う」「そう思う」者を合わせると、「そうは思わない」の28%を大きく上回りました。更に、いじめをしても罰は軽く、加害者は少年法に守られ、実名すら報道されません。加害者の更生を願ってのものですが、あまりに軽すぎる罰だとの批判もあります。

香港は日本と同じように、子どもがストレスを受けながら育っています。しかし、個人主義で、いじめられても、必ず反抗するそうです。このことから、日本の「空気を読む」雰囲気が、いじめを過熱化させているとも言えそうです。

このように、加害者や被害者が「なぜいじめをしてしまうのか」を心の面から探ろうとするのが心理学という学問です。いじめの原因を、他国との比較や、日本の社会の在り方から探ろうとするのが社会学という学問です。原因を探った上で、学校の中で、どのようにいじめを無くすかを考えるのが教育学という学問です。心理学と社会学という二つの側面からいじめを探ることで、教育学に生かされています。

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コミュニティーがある限りいじめは無くならないですよね。
ただ、いじめられた時の対応も考える必要がありそうです。

  • 2017年10月18日 17:10:44

いじめの心理をなくすことは確かにむつかしいかもしれない。では、テクノロジーではどの程度解決できるだろうか。その挑戦を大学で研究する人が現れてもいいですね。

2017年10月18日 20:48:24

いじめの心理は絶対になくせないと思いますか。いじめの質にもよりますが、人を傷つけたりしないような人もいるわけで、むしろそれがマジョリティ(大勢)ではないでしょうか。いじめの心理はどんなところから来るのでしょうか。

2017年10月28日 20:37:09