2017年02月06日 掲載

なぜ、野菜工場で野菜が育つのか

出典: www.taikisha.co.jp
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ニュースやテレビ番組で、工場の中で整然と並んだ野菜が育てられているのを見たことがある人は多いと思います。現在、市場に出回る野菜のほとんどは、屋外の太陽の下で、昔から伝わる栽培方法に基づいて作られていますが、最新の研究では、工場の中で人工的に様々な野菜を育てることが可能になってきました。ではどうして、太陽の光の届かない工場で、野菜は育つことが出来るのでしょうか?

野菜を含む植物が育つためには、実は、太陽光の全ての波長が必要、というわけではないのです。植物は、必要に応じて複数ある波長を使い分けていることが、研究で明らかになってきました。この光の個々の波長を、限定して発光できるのが、LEDです。このLEDを使い分け、味や食感、栄養までをコントロールすることが可能になっています。

植物の成長に重要な青色のLEDが発見されたことや、LEDの価格が下がってきたことにより、今までは少量でしか栽培できなかった工場野菜が、大量生産出来る見込みが高くなり、実用化に向けた動きが加速しています。食卓に工場野菜が並ぶ日も、そう遠くないのですね。世界の食糧問題を解決する糸口になる可能性もあります。

このような工場野菜の栽培方法を研究することも学問の1つです。さらに学びを深めたい人には、生命科学部への進学をお勧めします。

みんなの疑問に回答してみましょう

野菜だけでなく人間をはじめとした生物も、太陽光ではなくLEDで育つことができるのか。

  • 2017年10月06日 19:25:59

であれば、米も工場で作ることはできないのでしょうか。例えば、その工場を新潟に立てて出荷した場合は、「新潟産」として表示されるのでしょうか。

  • 2017年10月07日 21:04:19

工場で温度、湿度、光度管理した植物が作成可能になれば、地域性がなくなり、収量・味のいい種のみ流通することになり、一企業による種の独占が起こることは考えられないだろうか。

  • 2017年10月09日 09:43:52

なるほど。これはユニークな視点。こうなると何らかの法律も整備しておく必要がありそうですね。テクノロジーの進化に法律もついてゆく必要がありそうですね。君は法学部で目が出そうな気がする。

2017年10月09日 14:26:47