2017年02月06日 掲載

なぜ、日本のすばる望遠鏡は129億光年の銀河を観測しギネスをとれたのか

出典 http://subarutelescope.org
出典 http://subarutelescope.org

ハワイにある日本のすばる望遠鏡は、1999年に観測を始めました。最新鋭の技術をつぎ込んで建設されたこの望遠鏡は、129億光年もの遠くにある銀河を観測し、当時のギネス記録を塗り替えました。では、その背景にはどんな技術があったのでしょうか。

すばる望遠鏡には多くの技術的な工夫が結集されています。例えば望遠鏡を傾けた時にレンズが歪んでしまうのを防ぐためコンピュータ制御で歪みを修正しています。また天文台の建物そのものも、一般的な半球形ドームではなく円筒形ドームにすることにより、空気の乱れを抑えて鮮明な星像を捉えることが可能になりました。

129億光年もの遠方を捉えるのに特に貢献したのは、光の到達時間を補正する「補償光学」という技術です。これまでは、観測対象の近くにある明るい星を基準にして大気の揺らぎを補正する方法が取られていたのですが、この方法で観測できるのは全天の1%に過ぎませんでした。

しかしすばる望遠鏡は強力なレーザーを上空のナトリウム原子層に当てることにより人工星を作り、これを基準に大気の揺らぎを補正することに成功したのです。

この技術により、全天の半分以上を鮮明に観測できるようになり、ギネス記録を塗り替えることにもつながったという訳です。

このように、宇宙の最果てに挑戦し宇宙の始まりを探求したいという夢をお持ちの方は、宇宙工学や理学という学問への進学をお勧めします。

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少しずれてしまいますが、ものづくりの国と呼ばれてる日本は、何故、ものづくりが得意になったのか興味があります。

  • 2017年10月18日 17:02:58

そうですね。日本のほかに「ものづくりxx」と言われる国はあるのでしょうか。調べてみると面白いかもしれませんね。私も知りたいです。

2017年10月28日 20:45:06