2017年02月06日 掲載

なぜ、イスラム教徒は豚を食べないのか

出典:coblakai.ti-da.net
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イスラム教の聖典である「クルアーン」の二章173節に「食することが禁止されているものは、死肉、血、豚肉、アッラー以外(の邪神)の名で供えられたもの」と記されている通り、イスラム教徒が豚を食べることは禁じられています。その理由には、豚が様々な病原菌を持っていることから、感染症の原因になってしまう恐れや、豚がありとあらゆるものを食べることから、食料の確保のため、人間と同じものを食べる豚を育てない方がよいことなど、意外にも現実的な理由が多く挙げられます。

聖典は「神からの啓示」だとして、豚の食用を禁止していますが、このような理由を見る限り、イスラム教徒の発展のために食用を禁止したとも捉えることができるのです。

このように、一見しただけではわかりにくい、イスラム教が豚の食用を禁止している理由の「本質」を捉えようとするのが哲学という学問です。イスラム教とはどのような宗教なのかを学ぶのが、宗教学という学問です。宗教学では宗教の外側を知ることができますが、それだけではイスラム教の本質まで探ることができないかもしれません。二つの学問が混ざり合い、重なり合うことによって、本当にイスラム教が伝えたいことが見えてくるのです。

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日本では禁止されていませんが、犬や猫などは食用として見られていないですよね。これはペットとしての認識が広まってるからなのでしょうか。

  • 2017年10月18日 17:21:08

たしかに周囲を見回しても「柴犬はうまかったが、ラブラドールはまずかった」などと口にする人はお目にかかったことはありません。文化における動物のとらえ方が違うのですね。このあたり宗教学や文化学、社会学などから考察すると面白いでしょうね。ぜひ調べてみてください。

2017年10月18日 20:37:37