2017年02月06日 掲載

なぜ、韓国は英語教育に力を入れるのか

出典:ロイター/アフロ
出典:ロイター/アフロ

「なんで韓国の学生は、あんなに英語が上手なんだ!?」。韓国の学生に出会った方は、少なからず彼らの英語力に韓国が日本を超える学歴社会であり、子どもが幼い頃から教育に力を入れる親が多いことをご存じの方は多いのではないでしょうか?特に、英語教育となるとその力の入れようは日本の比にはなりません。ではどうして、韓国では英語教育に力を入れているのでしょうか?

韓国では日本よりもはるかに早く1997年に小学校での英語教育導入がなされました。英語教育が国家政策の1つになった背景には、金泳三政権時に、国家目標として「世界化政策」が掲げられたことが大きな要因です。1998年には、当時の内閣が、IMF(国際通貨基金)経済危機下に誕生し、教育面での政策として、世界化に備えた「英語教育の徹底化」「国際社会に対応できる人材の育成」「留学の自由化」に重点をおいた教育政策を推進しました。

英語力があるとより多くの情報を入手できたり、人的ネットワークを広げることができ、将来のキャリア形成に有利になることは確かです。一方で日本より先に英語教育を進める韓国では、英語によって授業をすることで授業の内容が薄っぺらいものになったり、英語についていけない子供たちや教員の悩みが増えているのも事実です。さて、日本はお隣韓国の英語事情から何を学ぶことができるでしょう。

言語の教育法について興味のある人には教育学部への進学を、また、各国の教育レベルの裏側に隠された経済状況について興味のある人には、経済学部への進学をお勧めします。

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言語の壁はAIによって解決しそうですが、やはり生の英語で会話するというのは今後も大切な気がします。日本も韓国同様、初等教育から英語に力を入れると日本語と英語の双方が中途半端になってしまうように感じます。

  • 2017年10月18日 16:04:31

機械翻訳は年々精度が高まってきますね。では完ぺきに翻訳できるソフトが流通したとしたら、もう英語は必要なくなると思われますか。それでも本人の声で本人が考えて英語でしゃべる方がいいと思いますか。どちらにしても、その考えに至った理由は何でしょう。このようなことを自問自答してゆくと面白いですよ。

2017年10月28日 20:27:31