2017年01月31日 掲載

なぜ、芸能人の写真を勝手に使ってはいけないのか


芸能人のプライベート写真がネット上で流出していることがあります。このことにはどんな問題が含まれているのでしょうか。

芸能人にとって容姿(肖像)は商品。彼らは肖像の持つ顧客吸引力を経済的利益として収入を得ています。この利益を排他的に支配する権利を「パブリシティ権」といいます。

一方、芸能人でなくても無断でプライベートな肖像を公表されることは、不快感や嫌悪感を覚えます。勝手に肖像を利用されてプライバシーが脅かされることのないよう、「プライバシー権」は人権として認められています。肖像権とは、これら二つの権利を指します。

これとは別に、私生活でなくても芸能人が写った雑誌の写真などを流用することは「著作権」の侵害に当たります。写真(著作物)は、撮ったカメラマンや出版社が著作権を持っています。他人の写真をインターネットやSNSで利用するときは、その行為が著作権を侵害する恐れがあるので注意しなくてはなりません。

私たちが秩序ある社会生活を送れるよう、身の回りには数多くの法律が存在しています。法律家を目指すだけでなく、社会規範や法律の意味を法学部では学ぶことができます。