2017年01月31日 掲載

視聴率はどのようにして測るのか


「サッカーワールドカップ視聴率40%超え!」「金ドラ最終回視聴率25%!」というフレーズを聞いたことがあるでしょう。さて、この視聴率って、誰がどのように計算しているのでしょうか。

視聴率とは、ビデオリサーチという会社が調査しているもので、全国約6,900世帯に対し、テレビに専用のメーターをセットするよう協力してもらい、そのデータを元に視聴率を計算しています。

例えば、関東地区では900世帯に設置されていますが、人口の多い東京を含む関東地区でたったの900世帯にしかメーターはありません。こんなに少ないメーターで、正しい視聴率が調査できるかという疑問を持つ人もいるでしょう。しかし、これにはきちんとした統計的裏付けがあるのです。

例えば、一定の地域に調査対象が集中しないよう、乱数を用いた無作為抽出によって協力世帯を選別します。また、一定期間ごとに調査対象を入れ替えるなど偏りが起こりにくい工夫がされています。マスコミの世論調査なども同様の手法で行われています。

これら統計といわれるものはバラツキのある数多くのデータから数値上の性質や規則性あるいは不規則性を見いだす学問で、扱うテーマによって学問領域が変わってきます。視聴率のような社会調査に関する統計なら社会学部で、人の心理を扱うのなら心理学、経済分野なら経済学、工業生産なら経営工学部となります。また数理的に統計を研究したい人には理学部の中にある数学科という進路が向いています。