2017年09月01日 掲載

なぜ、コンビニは安売りをしないのか


日々の生活で必要な食品や日用品を購入する頻度が高いスーパーは、少しでも安く購入したいという強い消費者ニーズにさらされています。では、あなたが花見やデイキャンプに行くときはどうでしょう。調理をしなくてもそのまま食べられるおにぎりや弁当はコンビニで買う人が多いでしょう。また、家庭で電球が切れたときなど遠くのスーパーに行くより最寄りのコンビニで買いませんか。このようにコンビニでは必要なものを少量だけ購入するという「目的買い」の顧客が多いため、安売りをする必要がないのです。

では、もしコンビニが安売りをしたらどうなるのでしょうか。これまで通常価格で買っていた人も、値下げを待つようになります。また、近隣の同系列の店舗でも同じように価格を下げないと売れなくなり、価格競争が拡大していきます。その結果、コンビニは経営が苦しくなり、フランチャイザー(コンビニ本部)の利益は減少します。消費者が24時間いつでも便利に欲しいものを手に入れられるのがコンビニの魅力。コンビニの優位性は価格ではないので、安売りはしていないのです。

このように人間の心理を利用して利益を最大化することを研究することに関心がある人は、商学部または経営学部に進学するとよいでしょう。



この学問に関連する書籍
『マーケティングの「なぜだ!」がわかる本』佐々木宏著(PHP研究所)
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=4-569-62715-3

みんなの疑問に回答してみましょう

それでも弁当が大量に破棄されれば、赤字になるのでは?

  • 2017年10月07日 21:00:16